2008/12/30

あ〜た丸見えですわよ♡

スタジオの窓から一面見渡せるジャングルには 孔雀がいるのは確実なのですが
なかなかその姿を現しませんでした。


それが、この日曜日。一番目立つ木の枝に無防備にもとまっているではないですか!!



拡大すると...


こ、こ、こわいですっ。

天気もあまりよくなく、また、雌なのか、若いのかわかりませんが
あの美しい長い羽は持っていなくて、色もグレーに近いです。
しかし目はインド人の目みたいに大きく切れ長で、あまり見ているとまたまた怖くなってきます。
オウムや小鳥などはよく見ますが、ここまで大きい鳥を見かけるのは少し珍しいです。


首を引っ込めると... 


かなり背丈が変わりますね。


しばらく撮影した後、一羽だと思っていたら、同じ木にもう一羽発見!!
こちらは全貌を最後まで見せてくれませんでした。


  左の孔雀が見ている方にもう一羽います。 最近なぜか動物と縁がありますネ〜 

2008/12/29

ムシャヱラ



日曜、スタジオにて「ムシャヱラ」が行われました。
そして初めて、それが何なのかがわかりました...。

ムシャヱラとは、詩人がそれぞれ自作の詩を読む(あるいは歌う)会でした。
読まれる詩は、ほとんどがウルドゥー語で、時々ヒンディー語も混じることもあり
パキスタンからこのために来た人もいました。
バッバル氏が普段歌っている歌の詩も、こういうところから来ているものがほとんどで
韻を踏んだり、韻律があったり、言葉だけでもすでに音楽のようです。



写真の中央の人が読み手です。右側のおじさんが進行役となり、
読み手の詩のフレーズをおうむ返しのように繰り返しながら、
合いの手を入れつつ盛り上げながら、
短めのフレーズを次々と紡ぎ出して行くように進みます。
一人が終わると、次の人へと、これが20名くらい続きました。

詩がおもしろかったり共感すると、聞いている人たちは、
「わっ! わっ!」「ワッ、ワッ、ワッ!!」と片手を上げて大喜びのポーズ。
そして人気のフレーズなどはみんな一緒に繰り返しながら、どんどん悦に入っていきます。
「笑点」の教養バージョンのような感じにも見えます。

時には、読み手よりも先に、次にくるフレーズを口走る人も出てきて、インドならでは...
です。降りる人を待たないで電車になだれ込んで来る、デリーのメトロとまるで同じようでした。


バッバル氏とバニーも途中で歌を披露。



全部終わってからは、軽食とチャヱーとなりました。


主催のSatish Babbar Creative Foundationは、インド音楽を志す若い音楽家の育成と
その発掘のみならず、詩人を志す若者にも門戸を開いています。
  '歌は詩ありき'
このような会がFoundation主催で開かれたのも、Babbar氏が詩を大切に考えていることの
表明なのかと思われました。


それにしても、今回の会は手作りの部分が多く、舞台も前日にバッバル氏の娘さんバニーと
エンジニアとで作り、またスタジオのサーバントはスタジオの隅から隅まで掃除をし
更にバッバルさんの家のサーバントは総勢30名分のスナックを全部一人で作って用意しました。
サモサから、パコーラ、チャナ・マサラ(ひよこ豆のカレー)、サンドイッチ、などなど
種類も豊富で盛りだくさんでした。
サーバントはいつもよく働くので感心します。

2008/12/27

ドライ・アイ Part2


パソコンと長時間向き合うのは目に良くない。
ドライ・アイも馬鹿にはできないということがわかったので、
今晩は目を休めるべくパソコンをしないで音楽を聴こう...。

このところ連日、"テロをなくし平和を!" と世界にリクエストする曲を
スタジオでみんなで作っている。
先日は一日ピアノのパートを作っていたが、あれでよかったのかどうか...。
歌を邪魔せず、しかし魅力的なピアノを入れたいのだけれど...。

バルバラの歌のピアノは良かったよな〜
そう思いながら、久々にバルバラを聴き始めた。

うまいな〜〜。シンプルでもこんなに...。ふーーーん、ワッ、ワッ。
短かいフレーズでもこれだけ...。しびれる〜〜。やっぱりすごいや。

ヘッドフォンで聴いたので、それぞれの楽器の音もよりよく聴こえ
ジーーーーーーン。キューーーーン。心の琴線に触れてくる。 
しばらく聴きながら、ぼ〜〜。
感情のおもむくまま、頭の中ではひとりでに連想が始まっていた。
あっ、涙が...。 気にする事はない、放っておこう。

しばらくして我に返る。久々の涙だ。
「ドライ・アイ」には音楽がいい!!

2008/12/25

Joyeux Noël ★


タイトルはおフレンチで入れてみました!
上の写真、その昔フランスで撮ったものなので...。

「インドのクリスマスはどんなですか?」とよく聞かれます。
残念ながら、主要なマーケットに行かない限り
あまりクリスマスの雰囲気を味わえないです。

でも今年は、クリスマス・カードを1枚頂いて
その時ふわ〜っと在りし日のクリスマスが呼び戻され嬉しくなりました。
そのカードを昨日からスタジオのPCの上に飾っていて 
今日はそれを見つつ夜まで作業。
持ち帰って、部屋に飾りました。いい感じです。

こちら、そろそろカウントダウン入っています。
インドのクリスマス・ディ残すところ1時間です。
それにしても、今日は特別なことのない普通の日、、、、

あっーー! 思い出しました。


「Koko(インドでのニックネーム)、こっちへ来て、友達が来てるよ!」
と呼ばれ、隣の部屋に行ってみると...。





間近でご対面。

これがクリスマス・プレゼントだったのかな?

メリー・クリスマス!!

2008/12/23

ドライ・アイ Part1


最近、ときどき目が痛い。
一度、眼科へ行ったが、ちょうどドクターがデリーにいない日でお休みだった。
その後は、いつも日曜日に痛くなるので眼科は休診...
なので、少し前、あまり痛くなかったが思い切って行ってみた。


診断は「ドライ・アイ」。朝が特に痛いのは、寝ている時に目が開いていると言う。
(目を開けて寝ている? 私? ... 不思議で突っ込めない)

目薬を処方され、夜寝る時には目にコットンをあててテープで留めて寝るようにと言われる。
(インドに眼帯はないのか?  ... まー、何とかなるだろう) 


ヴァージン・アトランティックを使った時にもらったアイマスクがあったような気がして
それを眼帯の代わりにしようと考えた。
家に帰ってから、探したけれど見つからない。使わないものはとっておかないので
処分済みだったのかも...。

でも、、、、、「マスク」があった。
 
まさかね〜、と思いながら、ゴムを耳にひっかけて目に当ててみたら
大丈夫じゃ〜ん!!     
(恥も外聞もない。しかし、インドでは、他のもので代用して何とかする文化がある。
コレ、本当です)


そして、その夜は、奇妙な夢をたくさん見た。

2008/12/21

テレフィルム&カタック

インドの場合は「芸術の冬」。
様々なイベントは11月から2月に圧倒的に多いです。

今週末は連日 Mandi House へ行きました。
最初にこの単語を聞いた時には、「月曜の家?」と思いましたが毎度の勘違いですネ。
ここは演劇学校や数々のオディトリウム(コンサート会場や劇場)
その他文化機関などが集まる地域、デリーの中央で、
メトロの駅もあるので北デリーからの移動にはとても便利です。


土曜は、あるテレビ局のテレフィルム・フェスティバルが
ありました。
テレビで放映するための短編映画のお披露目会で
数本が上映されました。テレビ局とあって、
いかにも〜のキラキラの舞台セット&司会者が用意され
簡単なコメント、試映、そしてそのフィルム製作に
関わった人たちが舞台上で紹介されます。

その中の1本の映画の音楽を、Satish Babbar Studioで
作っていたことから私もオマケで行けました。


テレビ局の中は、眩しいライトに日常生活とは離れた空間なので気持ちが高揚してきます
その異空間を写真におさめたく、1枚撮ったところで

「ノー、ノー、ノー、」。

一気に意気消沈。カメラにはその1枚の写真が残っていますが、撮影禁止とのことなので
ブログへの掲載も遠慮して、エントランスの看板のみアップします。

映画の感想ですが、そのフィルムに出ている役者さんたちはみんな
普段近所でみかけている人たちと何ら変わらない気がしました。
つまり、おそらく、それだけ、インド人は一般人も多分に感情がはっきりしていて表現豊か
言い換えれば、自己主張が強いということなのか...。
あるいは役者さんが気取っていないのでしょうか?
とはいえ、ボリウッドの大スターともなるとまた違うんだろうな〜と思います。

映像と、声と、音楽。これらの微妙なバランス加減が難しいのでしょうけど
神経細かくピタッとくると、作品がキリリと引き締まるのかもしれないです。
チューニングがぴったり合った時にグンと立ち上がってくる音のアンサンブルのように..。


 
 そして日曜日。
 巨匠ビルジュ・マハラージ氏のお弟子さんの
 カタック公演へ。
 若い女性ダンサーのデビュー公演で、公演後マハラージ氏の
 奥様(もカタック・ダンサー)のコメントもあり、そして
 ダンサーのご両親や家族も紹介されました。
 ダンサーを育てることに並々ならぬ愛情を持たれているのが
 伝わってきます。
 スクールの方も、スポンサーの協力とともに
 しっかりとオーガナイズされている印象を受けました。


私の所属している、Satish Babbar Creative Music Foundationも今後発展させていくべく新たな展開を組み始めています。実現できるように一歩一歩進んでいきたいところです。


          エントランス。床の模様は花びらで描かれています。

2008/12/20

ほおずきの季節

最近のデリーは、冬特有の気候となり、特に早朝は濃い霧に覆われています。

そしてこの時期にはオレンジ色の「ほおずき」が果物屋さんに出回ります。

いよいよ本格的な冬の到来か...とほおずきを見ると感じます。


日本ではほおずきは食べたことがなかったので
最初は恐る恐るだったのですが
最近は特有の香りを嗅ぐだけでソワソワしてきます。
甘酸っぱさが口の中で弾けて、とっても美味しいです。
旬のものからは特別なパワーをゲットできる気もしますね。

ほおずきは
殻が紐で束ねられ、果実の部分が葡萄のように摘めるようになっていて
それも可愛らしいのですけど...
食べる前に写真を撮るんでした〜〜。
次回撮影したらアップします。

今日果物屋さんで見つけ、写真を撮らせてもらいました。2009年 元旦。

2008/12/19

オンドで「子犬のワルツ」を弾いてみよう♪

 デリーには野良犬がやたら多い
 10分歩けば10匹の野良犬に出会う
 油断はできないがようやく慣れてきた
 すれ違う時も、力みが減ってきた
 むしろ怖がっていると目をつけられる
 悲鳴や突発的な動きも禁物。
 時には道の真ん中でこちらをじっとにらんでいる
 足が止まる。そして、道を変える私...
 しかし、子犬はとっても可愛い
 これが数ヶ月後には... と思いながらも
 短い足でパタパタとあちこち動き回る姿は
 ほにゃ〜〜〜愛くるしーーぃ♥

 いつも通っている音楽スタジオは3階にある
 隣がジャングルなので、一息つく時には窓から外を眺めて ふぅーっ リラックス。
 そして見下ろすと...

2008/12/15

ブログ再開

長らくブログを休んでいましたが、心新たに今日から再開します。
その間、多くの方々にご心配おかけしました。誠にすみません...。
今後ともおつきあい頂けるようでしたら、再びよろしくお願いいたします。