2009/03/01

ラヴィ・シャンカル



陽が落ちたばかりの、薄明るい空に今日の月。
この空の下ではシタールが響く、ここはネルー・パークです。
今晩、伝説的シタール奏者ラヴィ・シャンカルと
その娘アヌシュカ・シャンカルのコンサートが行われました。



すごいです! ラヴィ・シャンカルは1920年4月7日生まれ。
89歳になろうとしているなんて信じられない! 素晴らしい手さばき、そして
芯のある太く温かい音が彼の人生を物語っているかのように聴こえてきます。
しかし、本人が最初に話した事には、3年程前から左腕が高くあげられなくなったそうで
腕のあがる範囲で弾けるように、リキ・ラム社に特注された多少丈の短いシタールを使っての
演奏でした。写真でもわかるように、アヌシュカの使っている普通のシタールと長さが違います。

会場にはどれだけの人が集まったのでしょうか。ものすごくたくさんの人、人、人でした。
外国人の割合も多かったです。会場にはいくつかの大型スクリーンが設置され
奏者が大きく映し出されます。椅子に座って聴く人、芝生に座って聴く人、
スクリーンを観ながら聴く人などさまざまでした。
着いた時には前の方の席は一杯だったので、少し後ろに座り写真はスクリーンから撮りました。





SPIC MACAY主催のこのコンサート、様々な会社等もスポンサーとなり、
インド古典音楽や古典舞踊、ヨガ等を毎年、学校、大学、公園等々数々行っていて
その数は毎年増えています。それも一流の芸術家が勢揃い、そしてチケット代は全て無料です。
多数のボランティアの人たちも、定例ミーティングに参加しつつ当日の実施を手伝っています。


スクリーンの裏からとった逆バージョン。




共演したタブラとタンブーラ奏者を、笑顔で嬉しそうに紹介するシャンカル氏
とても温かく優しそうに感じられました。いいな〜。
そして最後に、娘さんは「My Anoushka」と...。愛がたっぷり。


最後の曲に入ります。月も微笑みながら聴いているようです。素敵な夜を...



2 件のコメント:

  1. こんなに素敵な夜空の下でのコンサートだなんて・・
    いいですね。
    しかも無料だなんて。
    気持ちがよさそう。夜は、もう寒くないのですね。

    あゆ

    返信削除
  2. 夜、屋外は過ごしやすいです。 蚊もまだ少ないし
    薄手の長袖シャツで気持ちいい感じです。

    返信削除