2009/02/23

シヴァ神のお祭り

今日は「マハー・シヴァラトリー」と呼ばれるシヴァ神のお祭りの日でした。
そして午前中、デリー大学の近くでバッバル氏のプログラムが行われました。




先週の土曜には、今日のためのリハーサルをタブラ奏者としていたので
聴いていましたが、その中に、私の一番好きな歌もあったので
今日はそれを期待して録音の準備もして行きました。

その歌は「3+2+2」の7拍子で、ゆったりとした旋律のカーブでうねうねと
長調と短調の中間あたりを哀愁漂わせながら進んでゆくので、ジーーーンと
しながら聴き入ってしまうのです。
初めてこの曲を聴いた時からかなり心奪われ、今でもバッバル氏の曲の中では
私はこの曲が一番好みです。
古い映画の音楽などでも素敵な曲だなと思うのは「ルーパク」と呼ばれるこの7拍子で
できているものが多いのです。

プログラムの前半は、多くの人が知っているような曲も入れ、聴衆の人にも一緒に歌わせたので
かなり盛り上がり、途中で数人のお話が入った後、後半の部へ。
ここに集まった100名弱の聴衆は、演奏の前に、早朝から他の講演も聞いたりしていたようで
時間的にはすでに盛りだくさん。とっても喜んで聴いている人はその状態を続行していますが
人によってはそろそろ疲れが出ていたような感じ...。
そんな中、なかなかそのお目当ての曲が出ないので、今日は無いかもと諦めかけていたその時
「では最後に...」とようやく出ました!

曲を聴きながら、旋律を追いながら、声をオンド・マルトノの音に置き換えて
オンド・マルトノで弾く事を想像します。オンドで弾けないかな〜〜と。



帰り道、バッバル氏は「後半の部は必要なかった」と言ったので
私は「最後の曲が好きでそれを聴きたかったから...」と答えましたが
「私はあなたのためだけに歌ったんだよ、ワッハハ...」と冗談まじりに返されました。

早速録音を聴きながら音をとってオンドで弾いてみました。
独特のインド音楽の歌い回しで、つかみにくい箇所もあるので
弾き込むことによって、いい雰囲気が出ればいけそうという手応えです。

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