2009/01/22

リシケシュ紀行 <1>

数回に分けて1/13-16までのリシケシュ紀行を掲載します。
第一弾は<ガンガー>。

これです、これがリシケシュのガンジス河です。



川岸には、パンツ1枚で沐浴をしている人やら、サドゥー、牛などなど...
少し不思議なインド情緒、ご覧下さい。






水が澄んでとてもきれいです。川の流れも早いです。



川には2本の吊り橋がかかっています。
下の写真はラーム(シヴァナンダ)ジューラーと呼ばれている下流側の橋。
風が強いとかなり揺れ、また魚のえさを売る子供たちが詰め寄ってきます。
そして見下ろすと、戯れるたくさんの魚が見えます。



続いて、この橋の上からの写真です。上の写真のこちら岸から対岸へと渡っていきます。

橋の右側手前の川底は浅く、部分的に底の石が出ているところもあります。
そして進むにつれて、底が深そうなエメラルド色へと川の色は変わっていきます。
山並みも日本を思い出すような景色です。





次に、橋の左側の風景を順にどうぞ...。






連日、晴天に恵まれ、着膨れして行った割には、デリーよりもむしろ温かいのでした。


リシケシュの川沿いの道はいずれも狭く、吊り橋は車が通れません。
バイクや自転車はOKなのですが、幅が狭いし
歩いて渡る方が風情もあるし楽しいですね。




こうして久々にデリーの外へ出てみると、空気が安全、安心できます。
それに自然に囲まれるだけでリラックスできます。
デリーがなんと汚れていて、ゴミゴミごちゃごちゃしているか
ハッと気付きます。


初めてガンジス川を見たのは、ヴァナラシでした。
その時は「全てを包み込む母なる聖河」のイメージが強かったのですが
ここリシケシュのガンジス川は浄化されていて違う印象を受けます。

「人は生まれる以前には存在していなかった。
 死の意味は、そこに戻ること。自然に還ること。」

バッバルさんの奥さんは、闘病の末、昨年夏に他界しました。
そして、この川に還ったのです。
この清く広いガンジス川に、彼女の優しい微笑みが大きく映ります。
ありがとう、アニーラ。 川の水が歌っています...。 

1 件のコメント:

  1. 日本の川は洪水対策が発電などの利水対策が進みすぎた結果、安全や便利になった分、人と川の関係が疎遠なものになってしまいました。

    ガンガーも場所によっては整備はされているのでしょうけど、自然のままのところが多く人との関係がきちんと保たれている川はいつまでも美しく、常に人々の心にも流れているのかなと思いました。

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